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十三分間、死んで戻ってきました 〜臨死体験と生きることの奇跡〜

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心臓発作による臨死体験、それを経て得た死生観と、その後の生き方を綴った稀有な著作です。
店主の知人でもある著者・長澤さんは、臨死体験は「完全に透明で静かな『永遠の今』」だった、といいます。どう表現しても表現し尽くせないといいつつ、なんとかその境地を言語化しようとする下りは圧巻です。
しかし本書の真骨頂はその後にあります。蘇生後、脳に障害が残り車椅子生活になった長澤さんは、この娑婆での人生は、さまざまな障碍(しょうがい)に満ちているからこそ素晴らしいのだと気づき、その死生観を糧に、自らの人生のミッションを全うしようと第二の人生を歩み始めるのです。
「あの世」から戻ってきた著者が見た、娑婆世界の耀き。すべての障碍は生きていることの証。生きるとは、死とは、何なのか・・・生きる意味を見失いそうになっている方にも、逆にそうしたことにあまり目を向けてこなかった方にも、ぜひ一読をお勧めしたい良書です。

【目次】
第一章 臨死体験は語りうるか
十三分間、死にました/生きてるだけで丸もうけ/何もかもわかったんや/宇宙の構造 死後の世界いろいろ/生死の彼方/浄土ってほんまにあるの?/光は遊ぶよ/永遠の今ここ/煩悩の林に遊ぶ/DMT 脳の保護と臨死体験

第二章 この世に投げ返されて
どんな障碍でも生きる/高次脳機能障碍/看護師さん、ありがとう/生きるも歩くも綱渡り/世界はワンダーランド/アウト・オブ・コントロール/「障害者手帳」の種類でもめる/脳はどこが破壊されたか/本当にやりたいことだけして生きる

第三章 障碍だらけの娑婆の耀き
釜ヶ崎という娑婆/障碍があってもなくても/ええええ! 全部一緒くた?/役に立つとか、立たないとか/あらゆる命の耀き/踊る万華鏡/光の紋様を織る/車椅子の旅

第四章 生死を超えた世界に母を見送る
母の認知症と脳の不思議/おっぱいあげるの、最後やから/0葬 これからの葬儀/寺と縁を切る/手づくりのお別れ会/親子の業を解き放つ

対談 島薗進(宗教学者)×長澤靖浩
「この世界に生まれたミッションを生ききる」

生きているということは―あとがきにかえて


地湧社 2025年4月25日発売
定価 1650円(税込)

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